切れ痔 （裂肛）
切れ痔は女性に多いと言われている痔で、とっても痛い痔でもあります。
硬い便や下痢便などが通過する時に肛門の内側の皮膚が切れることが原因でなります。
傷口はすぐには治らないので、便秘、下痢を繰り返すと傷口が治るのが遅れるばかりか、慢性化すると、傷が硬くなり潰瘍になったり、傷が盛り上がりイボができたりします。そして、括約筋は硬くなり、肛門が開きにくくなっちゃったりします。
こうなってしまうと、ますます排便はしにくくなり、排便を我慢するようになり、また便秘を起し便が硬くなり、また肛門に傷をつけてしまうという悪循環を繰り返します。
まずは、便の改善が重要です。
便秘→強引に排便→肛門が切れる→激痛が襲う→痛いので排便を我慢→便秘
このような流れを繰り返し切れ痔が慢性化してしまいます。
切れ痔の治療
切れ痔の治療の基本は、早い段階で傷をしっかり治すことです。
保存療法をしっかりおこなえば、傷は治っていきます。
しかし、おこたれば傷は深くなり、慢性化し手術が必要になっていきます。
つまり早い段階で便の改善、薬をつけるなど、しっかり治療ををおこなえば手術は免れることができます。
肛門潰瘍（傷口の周囲が盛り上がり潰瘍化した状態）、肛門狭窄（内括約筋が炎症によって閉じた状態で固定して開きにくくなること）の状態になると手術を考えたほうがよいと言われています。
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